2011年5月18日水曜日

Ubuntu 11.04 "Natty Narwhal" Released!

Ubuntu 11.04 の正式版がが半月程前にリリースされました。まだ少し不安定だったりします。
今回の目玉といえばやはりCanonicalによるGNOMEベースの新しいデスクトップ環境「Unity」の採用です。

Unityは「モバイル端末でやっているようなこと」をデスクトップ環境として反映したものです。
インターフェースはどことなくMac OSに似ています。Canonicalによれば「Macより美しい」とか。


Unityでは、ほとんどの操作をキーボードで簡単に行なえます。


Superキー(Windows or Commandキー。設定でCapsLockに割り当てることも可能
を長押しすると上の画像のようにアイコンにショートカットキーがオーバーレイされます。
Super+表示されたキーでアプリケーションを起動したりウインドウを切り替えたりできます。

アイコンの左右に表示されている△は、左が「起動している」、右が「アクティブ」を意味します。
ランチャーにはAlt+F1でもアクセスできます。
アクセスしている状態で→キーを押すとオプション?が表示されます。
アクセスをキャンセルするにはEscキーを押します。


Super+A、又はランチャーの「アプリケーション」アイコンをクリックすると上の画面が現れます。
また、画面左上のUbuntuマークをクリックするかSuperキーだけ押すと、ダッシュという、ファイルとアプリケーションを同時検索できる画面が現れます。

キーワードを入力して起動したいアプリケーションが左上に来たらEnter(Return)で起動できます。
アプリケーションのアイコンをマウスでランチャーに持っていくとランチャーに追加できます。

この状態でTabキーを押すと、アプリケーションのジャンル等にカーソルを移動できます。
Shift+Tabでカーソルを戻します。
アプリケーション一覧画面を閉じるにはSuperキー又はEscキーを押します。


F10キーを押すと上のようにパネルにアクセスでき、カーソルキーで移動できます。
プルダウンメニューを閉じるにはEscキーを押します。


これはUnityに限った話ではありませんが、アプリケーションのウインドウがアクティブな状態でAltキーを押しっぱなしにすると上のようなメニューが表示されます。
この状態で更にアンダースコアが付いているキーを押すとプルダウンメニューが表示され、更にまたアンダースコアが付いているキーを押すと表示されている操作を行うことができます。



Unityのショートカットキーはこの記事で紹介した以外のものも存在します。
Unityのショートカット一覧 - Ubuntu Japanese Wiki



次期バージョンであるUbuntu 11.10 "Oneiric Ocelot"では、
ディスプレイサーバーとクライアントのインターフェースが「Wayland」になるとか、
標準ファイルシステムが「Btrfs」になるとか、
Dejadup(バックアップツール)が標準でインストールされるとか、
インストールisoファイルがCDサイズではきつくなってきたのでDVDサイズで配布するとか
色々詰め込む予定のようです。

特に「Wayland」は、
採用するためにデスクトップ環境をUnity(ソースコードをコンパクト)にしたとかいう話があり、
マーク・シャトルワースによれば「超描画パフォーマンス」が期待できるとか。

11.04のUnityは「とりあえず採用してみたよ」という感じなのかな。

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