Ubuntu 11.04 の正式版がが半月程前にリリースされました。まだ少し不安定だったりします。
今回の目玉といえばやはりCanonicalによるGNOMEベースの新しいデスクトップ環境「Unity」の採用です。
Unityは「モバイル端末でやっているようなこと」をデスクトップ環境として反映したものです。
インターフェースはどことなくMac OSに似ています。Canonicalによれば「Macより美しい」とか。
Unityでは、ほとんどの操作をキーボードで簡単に行なえます。
Superキー(Windows or Commandキー。設定でCapsLockに割り当てることも可能)
を長押しすると上の画像のようにアイコンにショートカットキーがオーバーレイされます。
Super+表示されたキーでアプリケーションを起動したりウインドウを切り替えたりできます。
アイコンの左右に表示されている△は、左が「起動している」、右が「アクティブ」を意味します。
ランチャーにはAlt+F1でもアクセスできます。
アクセスしている状態で→キーを押すとオプション?が表示されます。
アクセスをキャンセルするにはEscキーを押します。
Super+A、又はランチャーの「アプリケーション」アイコンをクリックすると上の画面が現れます。
また、画面左上のUbuntuマークをクリックするかSuperキーだけ押すと、ダッシュという、ファイルとアプリケーションを同時検索できる画面が現れます。
キーワードを入力して起動したいアプリケーションが左上に来たらEnter(Return)で起動できます。
アプリケーションのアイコンをマウスでランチャーに持っていくとランチャーに追加できます。
この状態でTabキーを押すと、アプリケーションのジャンル等にカーソルを移動できます。
Shift+Tabでカーソルを戻します。
アプリケーション一覧画面を閉じるにはSuperキー又はEscキーを押します。
F10キーを押すと上のようにパネルにアクセスでき、カーソルキーで移動できます。
プルダウンメニューを閉じるにはEscキーを押します。
これはUnityに限った話ではありませんが、アプリケーションのウインドウがアクティブな状態でAltキーを押しっぱなしにすると上のようなメニューが表示されます。
この状態で更にアンダースコアが付いているキーを押すとプルダウンメニューが表示され、更にまたアンダースコアが付いているキーを押すと表示されている操作を行うことができます。
Unityのショートカットキーはこの記事で紹介した以外のものも存在します。
Unityのショートカット一覧 - Ubuntu Japanese Wiki
次期バージョンであるUbuntu 11.10 "Oneiric Ocelot"では、
ディスプレイサーバーとクライアントのインターフェースが「Wayland」になるとか、
標準ファイルシステムが「Btrfs」になるとか、
Dejadup(バックアップツール)が標準でインストールされるとか、
インストールisoファイルがCDサイズではきつくなってきたのでDVDサイズで配布するとか
色々詰め込む予定のようです。
特に「Wayland」は、
採用するためにデスクトップ環境をUnity(ソースコードをコンパクト)にしたとかいう話があり、
マーク・シャトルワースによれば「超描画パフォーマンス」が期待できるとか。
11.04のUnityは「とりあえず採用してみたよ」という感じなのかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿